枠組足場

■枠組(ビティ)足場の特徴

枠組(ビティ)足場はもっともオーソドックスな足場で、本足場や棚足場として使用される例が多々あります。
その最大の特徴は、足場に使われる各部材が軽量であるという点から、組み立てや解体に比較的時間がかからないということ。
それでいて高い強度を誇り、安全性に優れているという点も、作業者にとってはメリットの大きい足場といえるでしょう。

ちなみに『ビティ』は、足場の考案者であるデビッド・イー・ビティの名前が由来です。
地域によって『ビテイ』や『ビディ』という呼ばれ方をしますが、どれもこの枠組足場のことを指しています。

 

■橋梁工事や高層ビル・マンション建設など、大規模な工事に向いている足場です

高さは原則地上45Mまで対応可能となっているため、中層階から高層階集合住宅向けの工事で幅広い活躍をみせています。

○メリット

・建枠の種類が豊富
建枠の種類は標準枠(枠巾900mm以上)・簡易枠(枠巾900mm未満)・拡幅枠に大別され、主な寸法はインチサイズで巾914×高さ1700(A-3055A)です。
枠巾は1219・914・610・410などがあり、その他メートルサイズのものもあります。

・頑丈な鳥居型建枠
建枠が鳥居型で一体形成しているため頑丈。高層ビルなどの足場として利用されます。

・その他
高層階の建物に対応が可能・安全性に優れている・組み立てや解体は短工期


 

○デメリット

・高コスト
比較的部材が多くなる足場のため、コストが高くなりがちです。

・部材を確保するスペースが別途必要
一度に多くの部材を搬入するため、また各部材も比較的大きいため、搬入経路や資材置き場は広い方が望ましいです。

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